ヘルスケアコラム

食事対策④間食編

夕食にドカ食いをしてしまうよりは、小腹が空いた時に間食を摂る方が吉。食べるなら、不足しがちなフルーツコンビニでも手に入るヨーグルト腹持ちのよいおにぎりなどがおすすめです。つい手を伸ばしがちなジャンクフードやスナック菓子は、栄養価はほとんどゼロかつ高カロリー。食べ続けることによる中毒性も報告されていますので、極力控えましょう。

また、注意してほしいのが栄養補助食品であるサプリメント。コンビニや薬局にはさまざまな種類が並んでいますし、手軽に栄養補給したくなる気持ちもわかります。しかし、特定保健用食品(トクホ)のように国から機能表示を許可されているわけでもなく、「なんとなく効果が期待できそうな食品」がサプリメントなのです。しかも、医薬品ではないにも関わらず、未知の副作用が出る可能性があります。アメリカでは死亡事例があるほどです。

サプリメントと同様に、栄養ドリンクについても、成分として含まれるアルコールやカフェインは依存症になる恐れがあり、糖分を多量に含むものも多いため肥満や糖尿病の心配があります。アメリカではこれらの過剰摂取が問題となり、死亡事故と関連ありとの調査結果も出ているのです。栄養ドリンクは、あくまで気休めのための非常食に位置づけるに止め、常飲はやめておきましょう

「城南医志塾」顧問医師
医師・医学博士・経営学修士(MD・Ph.D・MBA)

裵 英洙 (はい えいしゅ)

1972年奈良県生まれ。かつては外科医として胸部手術を中心とした診療に従事。現在は「ハイズ株式会社」代表取締役として勤務する傍ら、臨床医として医療現場に携わる。著書に「なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか」「医療職が部下を持ったら読む本」など多数。

「城南医志塾」顧問医師 医師・医学博士・経営学修士(MD・Ph.D・MBA) 裵 英洙 (はい えいしゅ)

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