教育コラム

学習塾のタブレット教材導入。そのメリット・デメリット

タブレット教材とは?なぜおすすめされるのか?

タブレット教材とは、タブレットPCを用いてオンラインで学ぶICT教材のことです。タブレット教材が、動画での授業の実施や演習問題の出題、答え合わせまで、先生や講師の役割を一貫して担います。新型コロナウィルスの蔓延により、2020年3月に緊急事態宣言が発令されると、全国の学校も休校措置が取られました。その際、登校しなくても学べる手段として、オンラインで学べるタブレット教材は急速に普及。よって、タブレット教材自体は2020年よりも前からありましたが、新たな学習方法として確立したのは、ここ数年と言えます。

「休校処置中の学習に関する調査アンケート」より ※2020年イー・ラーニング研究所調べ

タブレット教材ならではの特徴

タブレット教材には、既存の紙媒体にはない優れた仕組みが多くあります。

  • ゲーミフィケーション機能:ゲーミフィケーションを搭載しているものが多く、ゲーム感覚で学ぶことで、勉強嫌いな子どもも学習しやすくなります。
  • 動画による視聴覚的な授業:教育のプロが解説・編集している動画は、重要ポイントが絞られているため、無駄がありません。特に図形を用いる数学や理科は、動画で視覚的・立体的に理解できるタブレット教材が適しています。今後、メタバースが活用されるようになると、その表現はより広がるでしょう。
  • 集中力の向上:ゲーム感覚で学習をすることで、集中しながら取り組むことができます。
  • 場所を選ばない:タブレットはどこにでも持ち運べるため、タブレットとネット環境さえあれば、自宅以外でもカフェや図書館など好きな場所で好きな時間に学ぶことができます。

でのタブレット学習のメリット・効果

多くの優れた特徴をもつタブレット教材。個人に特化したものから塾・学校向けのもの、またどちらにも対応可能なものなど、多くのタブレット教材が登場しています。塾にも、すでに導入していたり、導入を検討するところが増えてきました。塾への導入メリットは、どのようなものがあるのでしょうか?

  • 個別最適化されたカリキュラム提示

生徒一人ひとりの習熟度に合わせて授業や演習問題を選択できるため、個々に合ったカリキュラムを提示することが可能です。さらにAI搭載のタブレット教材の場合、AIが生徒のレベルを学習し、生徒に合った問題を出してくれます。

  • 学習ログ(履歴)の活用

学習時間や学習内容、理解度まで、データによって保存され、視覚的に確認ができます。教員と生徒、保護者が共有することも可能です。

  • 講師の質確保・業務負担軽減

アルバイト講師の採用に苦戦している学習塾は多く、また講師の教え方の質にもバラつきが出るなど、講師の数や質の担保は大きな課題です。タブレット学習は、講師に変わって授業を行い、問題作成・採点・解説まで行ってくれるため、講師不足の救世主となります。

塾でのタブレット学習のデメリット

では、次に導入する際のデメリットを見ていきましょう。

  • 投資の必要

勘違いしてはいけないのが、「タブレットさえあれば、ひとりで進んで勉強するだろう」という考えです。タブレット教材は万能ではなく、やはり「人材」への投資は必要です。タブレット教材を用いた塾における講師の役割は、生徒のコーチング(目標設定や困りごとのサポート)であり、そういった指導ができる講師の育成を行う必要があります。また、タブレットを購入する費用やネット回線費用など、初期費用も当然かかります。

  • 成績下位層の生徒へのケア

生徒が自分のペースで好きな時間・好きな場所で勉強ができるのがタブレット学習のメリットですが、反面、主体的に学習に取り組めない成績下位層の生徒にはデメリットになります。学習習慣がつくまでは、講師がしっかりとサポートする必要があるでしょう。

  • 「書いて学ぶ」行為が減る

タブレット教材は、「鉛筆を使って書く」行為ができません。勉強は、目や耳、手など、五感をフルに使った方が効果が上がります。特に、指先を動かすことで脳の神経細胞が刺激され、記憶の定着がよくなるため、「書く」ことに関しては重要度が高いです。タブレット教材だけに頼らず、「鉛筆で書く」作業を組み合わせることは必須と言えます。

まとめ

以上、塾へのタブレット教材の導入について、メリット・デメリットを検証してきました。オンラインで授業を受けることも、アプリで自習することもできる時代です。少子化やタブレット教材などICT教材の登場により、集団型予備校⇒個別指導型学習塾⇒在宅オンライン学習というように、学びの形態も変わってきました。わざわざ時間と労力をかけて、一か所に集って学ぶ意義は失われつつあります。単に「授業をします」「自習ができます」とアピールしても、集客は難しいのです。生徒を塾に通わせるのであれば、従来の「授業」「自習」プラスαの価値がなければ淘汰されていくでしょう。この“プラスαの価値”という点において、導入にはメリットがあると考えます。

「デキタス」をおすすめするワケ

そこでぜひオススメしたいのが、当社が運営するオンライン学習教材「デキタス」です。下記の特徴があり、全国の学習塾において導入が広がっています。

  1. 動画・単元が、他社の教材と比較してよりスモールステップ(細かい)
  2. 無学年対応なので、さかのぼり・先どり学習が可能
  3. 成績下位~中位層向けで、難しくなりすぎない(とっつきやすい、楽しい)
  4. 「デキタスノート」「テスト対策機能」によって、紙に書いての学習にも対応
  5. 搭載科目が充実(小学校低学年の「生活」や高学年の「英語」も教科書対応)

また、当社は個別指導教室「城南コベッツ」を運営しているため、塾経営のノウハウが豊富にあります。時代の流れは「個別最適化」です。タブレット導入によって、生徒一人ひとりに合った学習内容を提供し、講師によるきめ細やかなコーチングも行うことで、選ばれる塾となりましょう。

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