小中学校受験に成功する家庭の共通点とは?
当社が運営する0歳からの育脳幼児教室『くぼたのうけん』は、2022年11月、小中学校の受験を経験した子どもを持つ保護者を対象に、「乳幼児期(0歳~3歳頃)の教育」に関する調査 を実施しました。
【受験に成功した家庭】うまくいった理由とは
乳幼児期を経て小中学校に上がる年齢になると、受験を検討する家庭もあります。では、乳幼児期の教育は、受験の合否に影響するのでしょうか?
はじめに、子どもが小中学校の受験に合格した保護者を対象に調査を進めました。
「お子さんの受験がうまくいった理由は何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『本人に熱意があったから(43.6%)』 と回答した方が最も多く、次いで『早くから準備(受験対策)を始めたから(33.0%)』 と続きました。
そこで、子どもの受験にあたって保護者が意識していたことについて、詳しく聞いてみました。
■親は受験する子どものサポート役!
・なるべく自主性を重んじて、本人の希望に沿うような環境づくりをした(50代/男性/岡山県)
・進みたい方向を本人が意識していたので、サポートに徹した(50代/男性/神奈川県)
・子どもと一緒に学校訪問し、自ら興味を示して目標を持たせるようにした(50代/女性/東京都)
・志望校に照準を合わせた塾選び(50代/男性/東京都)
子どもが自発的に受験勉強に取り組めるよう心がけていた保護者が多いようです。また、子どもと一緒に志望校対策を行っていたという声も多く見受けられました。子どもの気持ちを尊重しながら、受験に向けて徹底的にサポートする姿勢が重要だと言えます。
【受験に失敗した家庭】うまくいかなかった理由とは
では、子どもが小中学校の受験に不合格だった保護者は、どのような理由があったと考えているのでしょうか?
ここからは、子どもが小中学校の受験に不合格した(うまくいかなかった)方に聞いていきます。
「お子さんの受験がうまくいかなかった理由は何だと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『本人があまり熱心ではなかったから(36.5%)』 と回答した方が最も多く、次いで『準備(受験対策)の時期が遅かったから(32.5%)』 と続きました。
次に、乳幼児期に“もっとこうしてあげていれば受験に合格できた”と思うことについて聞いてみました。
■子どものやる気を育てることが大切!
・勉強が楽しく思えるように誘導できたらよかった(40代/男性/静岡県)
・好奇心を第一にしてあげればよかった(50代/女性/東京都)
・子どもがやる気を出すように仕向ければよかった(50代/女性/宮城県)
・幼児教育の知識を親が身につけて、子どもの好奇心に向き合い行動していればよかった(50代/女性/滋賀県)
乳幼児期から、子どものやる気や好奇心を引き出せればよかったと考える保護者が多いようです。
また、乳幼児期の教育に関する知識を持っていればよかったという意見も寄せられました。
今後小中学校受験を検討している親にとっては、積極的に子どもと向き合い、やる気を育てる教育を施すことが大切だと言えます。
【小中学校受験を経験した親子】乳幼児期の教育は重要!
では、子どもが小中学校受験をした保護者は、乳幼児期の教育の重要性について、どのように捉えているのでしょうか?
「乳幼児期(0歳~3歳頃)の教育は重要だと思いますか?」と質問したところ、8割以上の保護者が『とても重要だと思う(33.1%)』『ある程度重要だと思う(51.4%)』 と回答しました。
非常に多くの保護者が、小中学校受験のために、乳幼児期の教育を重要視していることがわかりました。乳幼児期からしっかり子どもの教育を実践することで、親子ともに小中学校受験へ向かう準備が整いやすく、何より子ども本人の熱意が醸成されやすいと言えるでしょう。
最後に、「乳幼児期(0歳~3歳頃)の教育で特に重要だと思うことを教えてください(複数回答可)と質問したところ、『興味を持ったことにチャレンジさせてあげること(54.7%)』 と回答した方が最も多く、次いで『知的好奇心を刺激する環境を作ること(53.8%)』『勉強だけでなく遊ぶ時間もたくさん作ってあげること(36.9% )』と続きました。
乳幼児期には、子どもが興味を持ったことにチャレンジさせてあげる教育が重要だと考える保護者が多いようです。また、好奇心を刺激する環境作りや、遊ぶ時間の確保といった回答も上がりました。
勉強だけにこだわるのではなく、いかに子どもの興味関心を引き出していくかが、乳幼児期における教育のポイントといえます。
【まとめ】乳幼児期の教育が受験への導線に。成功のカギは「子ども本人の熱意」と「早期の準備」
今回の調査で、小中学校の受験を経験した子どもを持つ保護者の考え方が明らかになりました。
小学校受験がうまくいった・いかなかったの差は、「子ども本人の熱意」「早期の準備」が非常に重要になるようです。中でも「本人の熱意」は、乳幼児期からの教育が大きく影響します。
『くぼたのうけん小学校受験コース』でも、その成果は知能指数や偏差値などの数値で計測できるような力だけでなく、「主体性」や「リーダーシップ」、「学びに向かう姿勢」などを育むことも含まれます。
また、受験の「早期の準備」についても、小手先のテクニックを学ぶのではなく、どのような受験にも対応できるような「思考力」「判断力」「表現力」「社会性」といった、数値では測れないスキルを身に着けることが本来の「早期の準備」と言えるでしょう。
「熱意の醸成」と「受験の早期準備」といったものは、別種の取り組みと捉えられがちですが、『くぼたのうけん』ではこれらにシームレスに対応することが重要と考えています。