「THE世界大学ランキング日本版2022」発表！

2022年3月、「THE世界大学ランキング日本版2022」が、英国の教育情報誌「The Times Higher Education （THE:ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション）」によって発表されました。

当ランキングの指標は「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成され、「研究力」が重視されがちな世界版に対して、「教育力」を測ろうとしているのが、日本版の特色となっています。今回は、273大学がランク付けされました。

1位は昨年と同じく「東北大学」。続く2位は「東京大学」、同率3位には「大阪大学」「東京工業大学」が入りました。

東北大は、東大を押さえて３年連続の1位という快挙です。東北大学が目指すのは、学生の「挑戦する心」を育て、羅針盤のない未来を担う人材を世界に送り出す大学。分野別のランキングを見ると、大学生・大学院生や高校教員の評判調査による「教育充実度」の面で同率4位、企業人事や研究者の評判調査による「教育成果」の面で3位となっており、通っている学生や高校教員、人事担当者など周囲からの評判の高さが、総合的な順位に結び付いていることがわかります。また、5位となった「国際性」では、19.6点差と2位の東大と大きく差をつけています。

5位には昨年4位の「京都大学」、6位は「北海道大学」、7位は「九州大学」、8位は「名古屋大学」、9位は「筑波大学」、10位は「広島大学」と続き、順位の変動はあるものの、1～10位の顔ぶれに変化はありませんでした。

分野別ランキングを見ると、「教育リソース」の1位は「東京大学」、「教育充実度」の1位は「国際教養大学」、「教育成果」の1位は「京都大学」、「国際性」は「立命館アジア太平洋大学」が初の1位を獲得しています。