心と体の疲れ対策
毎日毎日机に向かって勉強ばかりしていれば、精神的に息が詰まるのは当然です。体を動かさないことで、肉体的にも疲労が溜まってきます。筋肉は適度に動かさないと筋力低下が進み、かえって疲れやすい体を作ってしまうことになるのです。
そんなときは、“意識的に休む”勇気を持つことが大事。中途半端な気持ちで休んでは、勉強をしていないという不安が増大してストレスは増す一方になり、逆効果です。勉強時間と休憩時間のメリハリをつけることで、学習効果も上がります。
生徒には、体と脳の疲れの度合いに応じて、回復プランを数種類準備させるようにしましょう。きっと生徒も、「これだ」と思う組み合わせが見つかるはずです。
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「城南医志塾」顧問医師
医師・医学博士・経営学修士(MD・Ph.D・MBA)
裵 英洙 (はい えいしゅ)
1972年奈良県生まれ。かつては外科医として胸部手術を中心とした診療に従事。現在は「ハイズ株式会社」代表取締役として勤務する傍ら、臨床医として医療現場に携わる。著書に「なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか」「医療職が部下を持ったら読む本」など多数。