ヘルスケアコラム

食事対策③夕食編「遅めの夕食は翌朝を考えたメニューが◎」

ポイントはエネルギーのコントロール

学校や塾から帰宅した後の夕食は、どうしても遅くになりがち。遅めの夕食のポイントは、 エネルギーのコントロールです。肉や油を使った料理をお腹いっぱい食べてしまうと、翌朝の胃もたれの原因になり、結果朝食を抜くという悪循環になってしまいます。朝食の大切さは、頑張る人の食事対策①朝食編でもお話しした通り。遅めの夕食に食べるのは、翌朝に残らないよう、低エネルギーで消化がよく、なおかつ満腹感のあるものがよいでしょう。

疲労回復にはビタミンCとタンパク質

日中たくさん使った頭を休めるには、ストレスに対抗するホルモンを作るビタミンC(ブロッコリーやパプリカなどの野菜やイモ類、フルーツ)や、疲労回復に効果のあるタンパク質(乳製品、大豆製品、卵)を摂るようにしましょう。気をつけたいのが、その調理方法。ビタミンCは水溶性なので、水にさらしたりゆでたりすると、水やゆで汁にビタミンCが溶け出してしまいます。そのため、炒めたり蒸したりする調理法がおすすめです。主食は消化のよいおかゆやおじや、うどんがおすすめです。温かい料理は心を落ち着かせ、心地よい睡眠を促す効果もあります。

 

「城南医志塾」顧問医師
医師・医学博士・経営学修士(MD・Ph.D・MBA)

裵 英洙 (はい えいしゅ)

1972年奈良県生まれ。かつては外科医として胸部手術を中心とした診療に従事。現在は「ハイズ株式会社」代表取締役として勤務する傍ら、臨床医として医療現場に携わる。著書に「なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか」「医療職が部下を持ったら読む本」など多数。

「城南医志塾」顧問医師 医師・医学博士・経営学修士(MD・Ph.D・MBA) 裵 英洙 (はい えいしゅ)

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