ヘルスケアコラム

やるき対策②困難な目標の効果

大きく困難な目標を追求する人ほど、より高いパフォーマンスを上げられます

パーキンソンの法則」をご存知ですか?
イギリスの歴史学者・政治学者として活躍していたシリル・ノースコート・パーキンソン氏が提唱したもので、低い目標設定をすると、無意識のうちに自分のエネルギーを調整し、結果として低いパフォーマンスに留まってしまうという法則です。より達成が困難な目標の方が、人は工夫や努力をし、パフォーマンスも上げやすいという考え方ですね。

ただし、これには「“困難な目標”を本人が受け入れていれば」という条件がつきます。難しく大きい目標を設定しても、それを生徒自身が納得して受け入れていなければ、学習意欲は湧きません。逆に、いかに難しい目標であっても、生徒自身がそれを受け入れていれば、学習意欲は格段にアップするのです。

目標を持たず勉強をこなしている状態は、学生にとって苦痛以外の何物でもありません。自主的に目標を考え、設定し、受け入れる。何のための勉強なのか、それをすることが何の意味を持っているかを明確にした生徒だけが、高いパフォーマンスを上げることができます。

目標の困難度は個人のパフォーマンス水準と比例する

「城南医志塾」顧問医師
医師・医学博士・経営学修士(MD・Ph.D・MBA)

裵 英洙 (はい えいしゅ)

1972年奈良県生まれ。かつては外科医として胸部手術を中心とした診療に従事。現在は「ハイズ株式会社」代表取締役として勤務する傍ら、臨床医として医療現場に携わる。著書に「なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか」「医療職が部下を持ったら読む本」など多数。

「城南医志塾」顧問医師 医師・医学博士・経営学修士(MD・Ph.D・MBA) 裵 英洙 (はい えいしゅ)

ご相談窓口はこちら

お急ぎの方、直接相談
したい方はお気軽に
お電話ください

044-246-5211

受付時間:月曜日~金曜日
10:00~17:00

ご相談窓口はこちら

閉じる