【推薦ラボ】郁文館高校様
学校法人郁文館夢学園が運営する郁文館高校(東京都文京区)では、2023年度より『推薦ラボ』の映像講座を導入しています。
都筑敏史教頭先生にお話を伺いました。

導入の背景
郁文館高校では、近年、総合型・学校推薦型選抜のニーズが高まってきています。当初より総合型・学校推薦型への対策を充実させてきましたが、ニーズの高まりに対し、1対1の丁寧な指導には限界が見えてきました。
そこで、受験を「個人戦」ではなく「団体戦」と考えてみてはどうかと発想を転換しました。もちろん、最終的な個別対応は行います。しかし、事前に一定レベルまでのボトムアップを学年全体で行えば、より効果的な指導が可能になるはずだと考えたのです。例えば、アドミッションポリシーを始めとする情報収集のポイント理解、文章の内容・構成・表現の基本事項の習得などは、集団でも可能です。
最適な教員数で最大限の効果をと考えた時に、城南進学研究社の『推薦ラボ』と出会ったのです。
『推薦ラボ』の活用法
対策講座を、希望者向けの講習形式として設置しました。全10回を設定し、1回あたり120分の授業を行います。
授業の流れは、①教員の説明による生徒へのマインドセット、②『推薦ラボ』の映像授業を通じて知識と考え方を習得、③『推薦ラボ』のワークシートで情報収集、④生徒同士のグループワークでアウトプット、というものです。
教材を活用しながら、学園が掲げる「夢教育」や「SDGs教育」を実践し、アクティブラーニングにまで結びつけます。単なる受験対策を超えた「意味ある学び」となるよう工夫しています。

導入の効果
かつては、夏休み明けから総合型を考え始める生徒も一部おり、秋以降はスタートラインの異なる個々の生徒の対応に連日追われていました。
しかし、『推薦ラボ』導入以降は、受験有無に関わらず、総合型の可能性がある生徒に対して、早くから講習受講をアナウンスするようにしたため、途中から慌てて準備する生徒が減りました。仮に途中参加があっても『推薦ラボ』の映像授業があるため、取返しもききます。
また、集団で下準備を進められることで、これまで生じていた個々の生徒の意識のずれもなくなり、教員としては生徒のマインドセットがやりやすくなりました。教員の負担が軽減され、丁寧な個別指導に時間を割けるようになりました。











