横浜市立鴨居中学校 様
導入のきっかけ
2019年5月に横浜市教育委員会より「デキタス」を紹介され、導入しました。当校では、不登校または普通クラスで授業を受けられない生徒、著しく学習が遅れている生徒に対して学校内特別支援教室「和(なごみ)」ルームを開設しており、そこにて「デキタス」を利用した学習支援を行っております。
導入してよかったこと
「デキタス」を用いて個々の学習意欲に寄り添った学習計画を作成した結果、学習習慣が定着し、学習意欲が明らかに向上した点です。例えば、週2回しか学校に来られなかった生徒は、勉強することが習慣化し、登校回数が週3回に増えました。学習計画表に則って理科の中学校範囲を全て終わらせた生徒は、次の目標として定期テストで目標点を定めるようになりました。問題を解いても全くわからなかった生徒は、「さかのぼり機能」でどこまでさかのぼれば解けるようになるのかわかったことで、自発学習を生み出しました(人に教わるのは恥ずかしいけれど、「デキタス」で1人で勉強する分には恥ずかしくない)。アニメーションによる授業動画→演習問題の流れが、学習に取り組みやすくさせているようです。また、ICTにより学習ログが可視化されているため、客観的な振り返りも可能になりました。
生徒からの評判
- 大好きな数学が今できるということはとても幸せです。正負の数は面白いです。昔は苦手だったけど最近は得意になりました。嬉しいです!これからもどんどん頑張ります。もっともっと勉強して努力して成果を伸ばします。やる気を精一杯出します。実は、勉強好きなんです。成績あげてガンガンレベルアップしていきたいです。ここでの学びに出会ってから私の人生は変わりました。気持ちを落ち着けて取り組むことができたらよいなと思います!
- 人に見られることなく、小学校の勉強にさかのぼれることがうれしかった。小学校にさかのぼるのは、恥ずかしい気がするから。
- 復習ができるので助かる。動画も見やすくてとても役立っている。
ICT教材を用いた今後の展望
学習の柱として、「デキタス」のような教科書に対応したEdtech教材が有効であったことが実証されました。義務教育9年分の教材がそろうことで、学習の遅れがある生徒の学び直しが可能になったことは、大変ありがたいです。2019年度に引き続き、2020年度も「未来の教室」に参画し、「デキタス」を使用していきます。